我らが総長B-P卿は、「ベーデン・パウエル」か「ベーデン・ポウエル」か

 私の手許にある我が日本連盟の出版物に、「Baden-Powell伝」がある。昭和42年に初版が発行されたのだが、私のものは昭和63年の再版。昭和50年に改訂されたものの再版である

 ところで、ガールスカウト日本連盟の資料やウェブサイトを見ると、運動は「子どもたちの幸せな人生をいつも一番先に考えていた、ロバート ベーデン-ポウエル(頭文字をとってB-Pと呼んでいます)によって、1908年にボーイスカウト運動が、英国で正式にはじまりました。」と紹介されている。が、男どもの方では、ロバート ベーデン パウエル

 これって、どちらが正しいのだろうか。生粋の国産品であるわが身に、ポーエルかパウエルかの判断は極めて難しい。が、ネイティブの方に両方を発音して頂けば、その違いは明らか。私でもわかる。その昔、ボーイスカウトは「今度、女の子もボーイスカウトへ入れたいのだけれどなあ」とガールスカウトへ声をかけ、相手の返答を待たずに入れることにしたという経緯がある。「NO!」の返事を聞きたくなかったのだろう。我が家においても同様の場面が多々あり、一方的な宣言後、ささっと自室へ避難する。ま、世の中の男どもは皆同じと見えて、痛いほどその気持ちは理解できる。それはともかく、それが遠因となって両連盟の関係がおかしくなり、創始者名の発音の違いを調整できないのかと想像した。冗談だけど。

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 1964年、B-P夫人が来日した折、「私の夫はパウエルではなく、ポウエルです」と訂正したと村山先生のご子息から聞く機会があった。「Baden-Powell伝(改訂・再版)」には、B-P夫人と村山先生、そして久留島総長(当時)と共に三島通陽総長のお嬢さん(三島昌子さん)が、スカウト達と写っている。三島昌子さんはガールスカウト運動に参加し、当時は連盟の会長。「パウエルではなくポウエル」のお話を、直接聞いていらっしゃる。かくして、ガールスカウトはベーデン・ポウエルと表記するようになったのであろうと想像できる。

 インタナショナルボーイスカウト(I.B.S.)のブラッカ総長にも、この件をお尋ねした事がある。その後、詳細なご説明を頂いた。それによれば、ブラッカ総長もイギリスで「パウエルではなくポウエル」とお聞きになったとの事。さらに、戦後のボーイスカウト運動はアメリカから入った関係で、アメリカではpowellのwを発音するからパウエルとなったのではと。イギリスではwを発音しない事があり、そうなるとポウエルとも教えて頂いた。


 わが国は「アメリカのポチ」 だそうな。「Baden-Powell伝」は村山先生が版権を頂戴し、村山先生が翻訳して玉川大学出版部門から発行の予定であったのを日本連盟の要請で中止し、版権も連盟に無償譲渡した経緯がある。これはB-P夫人来日後の発行であるから、当たり前だが「ポウエル」となっているはず。パウエル→ポウエル→パウエルと変化しているだろうと想像している。


 初版を持つ仲間がいる。確認してやろうかと。もし表記の違いがあれば、レディB-Pの願いを無視し、「アメリカのポチ」をしてると冷やかそう。


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この記事へのコメント

A.S
2011年02月27日 17:28
へえ。。。そーなんだーー^^
A,S
2011年02月27日 17:33
ありがとうございました^^やくにたちました

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