富士スカウトクラブ「EOの会」・中村ちーやんを語る会を開催

 ’08年8月30日午後、内幸町の日本記者クラブで富士スカウトクラブ主催の「EOの会」が開催され、20数名の参加を得て盛会でした。この会は毎年二度、その時々の興味深いテーマでの講演があり、今回のスピーカーは早稲田ローバース創立に尽力された粕谷信夫さん。ローバース第一期のメンバでもあります。小学校の校長先生で退職され、現在は幼稚園の園長先生。粕谷さんの奥さまは、中村知(ご存知、ちーやんです)さんのお嬢さん。

 私などが申し上げるまでもなく、中村知さんは戦前から日本ボーイスカウト運動発展に深くかかわり、大きな貢献をなさった事はご存知の通りです。スカウトソングの作詞作曲、数多くの翻訳とその思想の普及活動、そして「ちーやん夜話集」などで私たちはお世話になっています。早稲田ローバースにおいては、「ちーやん夜話集」は"聖典"とでも言えるものであり、熱心な勉強会も開催されていました。夜話集の中の「ローバーリングは電源である」は、高校生以上の指導者であった私は、特に強い刺激を受けています。「単位団でも地区でも県連でも、ローバースカウトの発電力がなかったら、機械はうまく動かないだろうと、思う」と。

 今年、我が団は丹沢で団キャンプを行いました。正直、普段は隊ごとのスカウト同士の接触が多くはありません。しかし、この三泊四日の間、様々なかたちで相互の交流があり、年少スカウトは将来の自分自身のスカウトとしての姿を、年長スカウトの中に垣間見る事ができました。年長スカウト達も、年下のスカウトから注視される事で動作もきびきびと、とても素敵な4日間。キャンプの感想文の中でも、年少スカウトが強い刺激を受けたことが感じられます。この世代を超えた交流が、スカウティングの醍醐味の一つなのですね。これもまた、中村さんがおっしゃる「ローバー発電機論」の言わんとすることかと、勝手な解釈を試みています。

  粕谷さんのお話を録音、それを文章化する作業にかかろうかと思っています。はてさて、いつ完成するか。取り敢えず、当日回覧されたノートなどをご紹介します。パソコンもワープロもなかった時代(多分)、大学ノートには原文と邦訳が書き込まれています。目がご不自由で、天眼鏡を手放せなかったとか。大変だったでしょうねと言うより、中村さんのスカウティングへの情熱が感じられるノートです。

画像


画像


 何人かがお帰りになりましたが、ご参加の皆さんの写真です。中央の女性は中村知さんのお嬢さん、その右は粕谷信夫さんです。

 会の最中、粕谷さんのお話を受けての発言が続出したり、終了後、あちこちで思い出話の花が咲きました。会は午後4時お開きとなりましたが、それからも2時間近く、幾つかのグループができて場所をかえ、お話が継続しました。様々に語られるお話の内容は、何らかの形で記録・公表したいものと痛感しています。神奈川連盟の矢島巌さんが「先達十話」シリーズで有償配布していますが、そこまでの力はありませんので、ウェブサイトを作り、皆さんの興味深いエピソードをご紹介しようかと考えています。

・矢島巌さんのウェブサイト http://www.vistaworld21.com/

画像



 なお、中村知さんの「ちーやん夜話集」は、以下のurlからご覧になる事ができます

 Scouting IBaraki http://www.asahi-net.or.jp/~xe6k-nkjm/BS-DATA/chii-yan/chiyan-index.html

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

坂本 正志
2008年09月14日 16:21
会の中で、興味深いお話をお聞きしました。
ボーイスカウトのソングに、中村知さん作詞作曲の「山鳩」があります。♪空は青空、綿雲浮かび~ですが、最初は「友とふたり、山路を行けば」の歌詞は「ローバーふたり、山路を行けば」であったと中倉さんのお嬢さんがご披露なさいました。

 中村さんのロバリングへの思い入れを感じるエピソードと思います。小手先の小細工に、エラい方々は追われているかの観があります。きっちりとした方針は、依然として確立していません。ちーやん夜話集を、読み返して頂ければと……。

この記事へのトラックバック