もう一人の「アンノウンソルジャー」物語 -IT館のテーマ-

 昭和31年9月、アイゼンハワー米大統領(当時)が「戦争中であっても、米国でスカウト教育を受けた日本兵が市民レベルの個人として崇高な行為を行っていた。国の外交だけが重要ではない。世界平和と相互理解増進のために、「人と人の連携」市民による親善活動の姉妹都市(People-to-People Program)が重要だ」と演説しました。

 この演説は昭和16年12月の第二次世界大戦開戦の頃、ウェーク島で日本軍の捕虜となった軍属M.L.ストリータさんが東京・市ヶ谷にあった文化キャンプに収容され、村山有さんや松井翠声さんらに助けられた事などが発端となっています。日本軍憲兵隊にジュネーブ協定遵守を申し入れたり、栄養失調や病気に苦しむ捕虜へたびたび医薬品を差し入れた事があったそうです。別テーマで書いたソルトレイク市への桜苗木贈呈の件で村山さんが米国で話題となり、その報道でストリータさんと村山さんの再会がなりました。さらに、コレヒドールで捕虜となったE.カルフレイシュ大尉も村山さんによって医師や医薬品を提供され、戦後に渡米した折にはセントルイスの新聞に「命の恩人来る」と大きく報道されました。これらの事が、アイゼンハワー大統領の演説となった訳です。

 ジャンボリー「わくわく夢ランド」のIT館は、このPeople-to-People Programをテーマにします。世界平和実現のための相互交流は、とても大切なこと。「風・東風(あい)は未来へ向かう」がわくわく夢ランドのテーマですが、この相互交流・相互理解はそれにそうものと思います。

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