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zoom RSS 災害発生時の「ポリ袋レシピ」

<<   作成日時 : 2014/07/28 00:52   >>

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 平成26年夏の「玉縄台子ども祭り」は鎌倉市玉縄台自治会の
主催。この日、防災部は昨年に続いて「非常用炊出し」で参加し
ました。参加スタッフ約150名の昼食としてポリ袋で炊飯し、お
神輿を担ぐ子どもたちと、模擬店などでお手伝いの皆さんにお配
りします。


【準備作業】    
 前日までに、ポリ袋へお米を入れ、当日に備えます。準備や
使用した器材は以下の通りです。

・ポリ袋(スーパーなどで冷凍食品を入れるためめに置いてあ
 るポリ袋)
 ⇒ネットにあったロールのポリ袋を使いました。家庭用であれ
  ば、ホームセンターなどに数百枚単位を箱など入れて販売
されています

・お米(無洗米20kg。大人150g×100人 子ども100g×50人)

・計量カップ(プラスチックのコップを利用、一杯にすると定量と
 なるように工夫しました)

 作業は単にポリ袋の中へ所定の量のお米を入れるだけ。紙
コップの内側にペンで150gや100gの量を示す線を書き、お米
をすくって計量するだけ。所要時間は一人分、ほぼ30秒〜40
秒程度です。お米を入れ終えて、上部を軽く縛りました。軽く
縛ったのは、後で水を入れる必要があるからで、開けやすいよ
うにです。

 以上で準備作業は終了です。なお、お米は無洗米を使いま
すが、有洗米でもちょっぴり糠臭くなりますが、さほど気になり
ませんでした。

【炊飯準備作業】
 いよいよ本番日。9時までに準備を終え、水入れ開始です。
箱に入ったお米の入ったポリ袋を取り出し、大人用には180cc、
子ども用には120ccを入れていきます。これもまた、定量になっ
たらこぼれるように工夫したプラスチックのコップで、バケツやボ
ウルの中にある水をすくいます。紙コップは作業中に水を吸って
ヘナヘナになるので、プラスチックが最良。計量カップも悪くはな
いのですが、多数作る場合、一々適正か目盛を確認するために
時間がかかります。

 一人分の所要時間は40秒程度。縛った口を開け、水を注ぎま
す。その後、絞って中の空気を可能な限り抜き、ポリ袋上部を縛
りました。輪ゴムでとめる方法もありますが、片方を引くと口が
開く「引きとけ結び」が楽です。パーツは少ないほどよろしいかと。
可能な限り空気を抜いておけば、上部を縛るこの方法でも、破裂
する事はありません。ただ、ご飯が「煮えて」膨らむと、どの程度
の大きさになるかをあらかじめ最上部を縛ってテストする事をお薦
めします。例えば水の最上部のあたりで縛ると、間違いなく袋は
破裂してしまうのではなかと。煮えたお米は膨張しますから。無
難のは、極力上部を縛ることでしょうか。
画像



 以上の作業を終えたら、最後に袋を軽く揉むようにしてお米と水
を馴染ませました。そのまま、最低限15分以上はそのままに。い
わゆる「水に漬ける」状態です。その方が、美味しくいただく事が
できます。

【炊飯作業】
 沸騰したお湯に、ポリ袋を入れていきます。熱湯が飛び散ります
ので、静かに入れてましょう。他に注意して頂きたいのは、お湯の
量です。袋を次々と入れますと、お湯がお鍋から溢れそうになりま
すが、それはいけません。なぜなら、お米の入った袋は、煮えると
大きさが倍増します。鍋の大きさの三分の一程度のお湯、袋を入
れて三分の二程度にお湯がなりましたら、そこで袋の投入は停止
です。やがてポリ袋は膨らみだし、お鍋から盛り上がりそうになり
ます。溢れるほどになったら、次回への反省材料に。なに、少し取
り出して、お隣の鍋へ入れるといいだけ。別段、慌てる事はありま
せん。
画像


 煮る時間は、おおよそ30分。煮えたかは、注意してポリ袋をトング
などを使って取り出し、お米を潰して見ましょう。軟らかければ出来
上がりです。なお、鍋底へ金網のザルなどを最初に入れておいて
紐などをつけておけば、取り出しが楽ですよ。実はトングで取り出
す時、誤ってポリ袋を破ってしまいました。バーベキュー用の丸い
金網でもよろしいかも知れません。トングも、先端が金属ではなく
プラの物をお選びください。ポリ袋は薄い分、破けやすいのです。
ちょっと手荒く扱ったらすぐ破れる、という程のものではありませ
んが、やはり優しく扱いましょう。下の写真は出来上り直後。これ
は輪ゴムでとめていますが引き解け結びが一番。縛る位置です
が、極力上部で、ポリ袋の先端がほどき易い十分な長さを確保
できている位置。袋の中ほどでも大丈夫ですが、この位置が無
難かなと思います。くれぐれも、中の空気は可能な限り抜いて
下さい。
画像



 取り出したポリ袋は、そのまま保温箱へ。アウトドア用のクーラー
を使いましたが、これは「蒸らし」になります。やはり、ちょっぴり美
味しくなりますから。最低、15分から30分。芯が多少ある場合でも、
これで熱が廻って軟らかくなります。なお、少量の場合、新聞紙や
衣服なども蒸らしに利用できますね。なお、ここでも高額のお米の
方が、安価なお米より美味しかった記憶があります。当り前、か。

 自治会では、「前回より美味しくなった」とお褒めのお言葉を頂戴
しましたが、前回と異なるのはハイゼックス(日本赤十字などが使う
非常用炊出し袋です)ではなく、スーパーで手に入るポリ袋であるこ
と程度。ハイゼックスの利用をやめたのは、第一にコストの問題。ハ
イゼックスは一枚単価が10円以上ですが、ポリ袋はロールで2,800
枚入りで一枚単価46銭なのです。原料はポリエチレン(HDPE)で、毒
性もない(と、業界団体のお答え)。何よりも気にいっているのは、ポ
リ袋を拡げて適当な容器に被せれば、食器水洗い不要ということ。
ハイゼックスのような細長い袋では、レトルト食品を上から注いで食
べるのに難儀します。また、ポリ袋では炊き込みご飯だので材料を
多めに入れて一緒に煮る事ができますから、有利ですね。出来上
がりの確認は、上から潰せば大丈夫。「ポリ袋レシピ」という単行本
で「ポリ袋レシピ」が有名ですが、あれも参考になるかと。ただ、著
者には非常食という問題意識はお持ちではないように見えますの
で、その点にはご注意を。しかし、変化に富んだレシピが紹介され、
とても参考になりました。

 来月、横浜市の小学校学童で防災講座を開催します。引き続き
他校でも開催予定ですが、この「災害時のポリ袋レシピ」も、子ども
達と一緒に作ります。インフラが壊滅することを想定し、お米と備蓄
のペットボトルの綺麗な水、それにポリ袋さえあれば、暫時飢えか
らは解放されます。工夫次第で、高額な非常食も不要。「三日分の
食料を備蓄しましょう」とお上は言いますが、それでは四日目には
間違いなく配給を開始できるの?と問えば行政関係者は聞こえな
かったフリをして向うへ行ってしまいます。

 無理もありません、天文学的被災者数が想定される首都圏での
大震災で、大量の給食ができるまでには相当の日時が必要です。
素人の私が考えても、四日目からの配給は無理だろうなと気がつ
きます。この根拠のない無責任な放言のもとは、内閣府。近頃は
一週間以上と修正しましたが、自治体のほとんどは、依然として
三日分とそのまま。本当に必要なのは、他の方に頼る必要のな
い自助努力。チョコやスナックなど、発災当日はこれで凌ぎ、落ち
着いたところでおもむろに炊飯作業。中に梅干しや塩コンブなどを
入れても美味しいぞと教えられましたが、スーパーでカレーなどの
パック入りレトルトを販売していますの、それをまとめ買いしておく
のもよろしいかと。「今日は防災の日!」と宣言、食事を作るのが
面倒な日は、これで食べて過ごしましょう。不足分を買い足して
おけば、賞味期限を気にする必要はありません。野菜も必要と聞
いていますが、こればかりは…。食べられる野草を摘むかな。ただ
このポリ袋炊飯では、例えば必要と思われる量の野菜をポリ袋で
煮て、冷凍庫へ入れておけば長期間の保存が可能です。熱湯消
毒後は空気に触れていない訳ですから。

 私たちの自治会では、「自助・近所・共助 〜そなえよつねに〜」
を昨年からのスローガンとしています。公助が欠落しているのは、
「あてにしていないよの意ではなく、自治会で互いに助け合いまし
ょうねを最優先にしましょうの意味。

 刻一刻、「その日」は近づいていjます。
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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
大変参考になりました。
かゆいところに手が届く内容で、わかりやすく、実践できます。
1点、前々から疑問だった、「袋を縛る位置」。
「空気を抜いて縛る」という説明で、ピチピチに空気を抜いて容量ぴっちりで閉じるものだから、膨張して大変なことになるか、全部が餅状になってベトベトになるかを体験しました。
「空気は抜くけど、ピチピチではない」という説明を、写真入りで解説していただけると、更に判りやすくなるかと思います。

この部分は、経験者は当たり前すぎて忘れてしまいますが、初めて説明聞く人には、理解しづらい部分です。
良い記事です。
2014/09/04 11:06
コメント、ありがとうございます。

確かにおっしゃる通りです。今回もポリ袋の口を縛る時、どこを縛ろうかと迷いました。白状しますと、何時も無難に最上部を輪ゴムでとめたり縛ったりしていますが、完成時(炊きあがり。煮上がり?)の大きさを予想してその付近をと思いましても大丈夫という確信を持てなかったのです。

 きちんとポリ袋内の空気さえ抜けば、破裂しないとわかっていても、水は水蒸気になって膨張すると思い込んでいますからご飯ができるまで大丈夫かなと心配ばかり。何だかんだで1000食以上作りましたが、確か、破裂した事はありません。小学生の子ども達でも、空気を抜く事を注意しておけば立派に作れました。

 横道にそれてしまいましたが、写真があるはずで、縛る箇所に付いて追加します。ご指摘、ありがとうございました
坂本 正志
2014/09/04 11:28
 先ほど頂戴したコメントを読み返して、私の勘違いに気がつきました。「ポリ袋の中の空気を完全に抜いた結果、餅状になったりするので少しは空気を残しておくのがよろしい」とのご注意である事に気がつきました。いくら頑張っても完全には抜けず、多少は残っている状態で作っていましたので"無事故"であったのでしょうか。

 これは試してみる必要がありそうです。暫時お時間を頂戴します。空気を出す時に水面(?)直下から空気を抜けばよいわけで、これで何度か実験を。
坂本 正志
2014/09/15 22:23

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